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風邪をひくのは、どうして?
風邪は、◎寒さ・暑さなどの温度変化、◎ウィルス、◎睡眠、◎栄養といった4つのファクターが互いに絡み合って起こります。
例えば、睡眠不足に寒さが重なり、ウィルスに感染して発症するといった具合です。風邪のウィルスには、いろいろな種類と多くの型があります。1回風邪にかかって免疫ができても、またくり返し風邪にかかるのはそのためです。毎年、冬になると話題の「インフルエンザ○○型」は、ウィルスの種類と型を指しています。
鼻風邪、のど風邪など、風邪でも症状が違うのはなぜ?
鼻水、せき、のどの痛みなど、風邪のさまざまな症状は、呼吸器のどこにウィルスが感染しているかに関係しています。
  • 鼻の粘膜でウィルスが増殖→くしゃみ、鼻水、鼻づまり
  • のどの粘膜の炎症→のどの痛み
  • 下気道の感染→声がれ、呼吸困難
  • ウィルスに対する全身反応→発熱、全身のだるい感じ、食欲不振
   
咳、のどの痛み、発熱など風邪の症状は2~3日で強くなり、ほぼ1週間で治るのが普通ですが、なかには2週間以上も咳や痰が続くことがあります。また、風邪と思って病院を受診しても、これが全く違った病気であることもあり、ある大学病院ではその約半分が血液疾患、喘息、気管支炎、腎炎などの病気であったという統計もありますので、素人判断も注意が必要です。
風邪は万病の元といいますが?
風邪が引き金となって余病が起こると、特に高齢者や乳幼児、慢性疾患がある人にとっては、重大な結果を招く場合があります。
風邪の合併症は、肺炎、ライ症候群、多発神経炎、髄膜炎、筋炎、心不全などのほか、腎炎や糖尿病など持病の悪化があります。まずは風邪の治療を第一に、合併症にも素早い反応を!
風邪の予防法にはどのようなものがありますか?
まず、身体の抵抗力をつけるのが必要です。
栄養のバランスに気をつけ、偏食にならないようにすること、さらに適度な運動で体力を付けること、また皮膚の抵抗力をつけるには薄着の習慣をつけること、そして、入浴後の冷水摩擦も有効です。
また、風邪のウィルスは、唾液や痰などの粘液の中に含まれています。患者の口や手からウィルスは器物に付着し、それを他人が触れてその人の口にウィルスが運ばれます。ですから外出時など手洗いを十分にすることが必要です。マスクの予防効果はほとんどなく、むしろ他人に風邪をうつさない点で意味があるといえるでしょう。帰宅後のうがいも大事な予防法の一つです。
さらに、慢性の鼻炎や扁桃炎がある場合は風邪をひきやすくなったり、熱がでやすいものです。このような疾患のある人は日頃からの治療が大切です。また、何回も風邪を繰り返す人の中には、免疫グロブリンが低下していることもありますので、主治医に相談してみることも必要です。
もし風邪をひいてしまったら?
風邪の治療には安静にして身体の回復力を高めるのが基本です。
特に、熱がある時はできるだけ休養を取ります。
ひき初めは温かくして、入浴は控え、早めに就寝して睡眠を十分に取りましょう。長引いて気分が沈みがちな時は、症状が軽ければ起きて、家族と話をする方が心理的によいこともあります。
室温は18~20℃。加湿器で乾燥を防ぎ、時々換気を。夜明けの急激な気温の低下が風邪を誘発するので室温を保つ工夫が必要です。
風邪を早く治すには、これらに加え、十分な栄養を摂ることが大切です。下痢や嘔吐などの消化器症状が現れることもありますので、栄養価が高く、消化のよいものを食べるようにします。自然治癒力を高めるには、良質の蛋白質を摂るようにし、ビタミンB・Cを多く含んだ果物・緑黄色野菜も十分に摂ります。水分の補給も忘れずに心がけます。1日3回の食事は、規則正しく、バランスよく摂るようにします。
風邪のときの食事は?
症状別にあげてみますと・・・
  • 熱のある時
    熱のため消化能力が低下するので消化吸収が良く、温かい、高エネルギーの食事にします。温かい食物は、体を心から暖め、発汗・解熱の効果があり、水分も十分に補給します。
    【料理例】
    鍋焼きうどん、具のたくさん入った鍋物、豚汁、けんちん汁など。
    悪寒を感じた時などは昔から卵酒などが愛用されていたようです。ビタミン類を多く含んだもの、ビタミンC(果物、野菜)は、風邪の治療効果をあげるとされています。キンカンなどの煎じた汁なども身体の心から暖める効果があります。
  • のどの痛い時、食欲のない時
    刺激の少ない、柔らかく、なめらかで、水分の多い飲み込みやすいもの、味は薄味に。
    【料理例】
    卵豆腐、湯豆腐、煮込みうどん、プリン、アイスクリーム、ヨーグルト、フルーツゼリーなど酸味が少なく、消化吸収が早いもの。
  • せきのひどい時
    香辛料(からし、唐辛子、わさび、カレー粉など)、タバコ、アルコール飲料、炭酸飲料などは避けるようにします。
  • ビタミンCの多い料理
    • サラダ:生野菜をマヨネーズ、またはドレッシングなどで和えたもの、他にヨーグルトでも良い。
    • 野菜の炊き合わせ:ダイコン、かぶ、人参、干ししいたけ、さやえんどうなどを豚または鶏肉と煮染める。
糖尿病ってどんな病気ですか?
糖尿病は単に尿に糖の出る病気だと思っている方も多いと思いますが、決してそれだけの病気ではないのです。血液の糖が増えて尿に糖が出るだけでなく、放置しておくと血管や神経が冒されて、失明、腎不全、神経障害を合併し、感染症が起こりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞をおこし、日常活動が不能となり、ついには命を落としてしまう恐ろしい病気なのです。しかも、糖尿病は体質に基づいて起こる病気ですから完全に治すことはできません。そこで、なるべく早く発見し、常に運動を心がけ、食事、生活の調整を行い、他の病気を併発しないよう、一生コン
糖尿病ってどんな症状がでるんですか?
糖尿病の初期には、特別な自覚症状がありませんが、少し進んで悪化すると、一般的な症状としては、のどが渇き、水をたくさん飲むと尿の量も回数も多くなります。また、食欲旺盛で多食になり、人一倍食べますがやせてきて、全身倦怠の症状が現れます。
糖尿病がさらに進むと合併症として血管障害、眼底出血をくり返し、失明(網膜症)、腎臓が障害されて起こる尿タンパク、浮腫、高血圧、神経障害、末梢神経が障害されて起こる神経痛、しびれ、また自律神経障害として胃のもたれ、下痢、便秘、尿失禁、尿閉、立ちくらみ、インポテンス、
糖尿病の治療にはどんなことがありますか?
糖尿病は治せませんが、健康人と同じようにコントロールすることが可能です。治療の目的は合併症の発生、進展を予防することです。
糖尿病治療には食事療法、運動療法、薬物療法(経口血糖降下剤、インシュリン注射)があります。治療の基本は食事療法と運動療法であって、できるだけインシュリン需要量を減少してインシュリン作用不足の解消を狙うのです。1日の摂取エネルギー量を、やせ型の身体で日常活動ができる程度として、バランスよく食べるようにします。運動は1日に最低7,000歩、40分、手を振ってさっさと歩くのが基
糖尿病の食事療法って?
基本は以下の3つです。
  • 本人の病態に見合ったエネルギーの摂取

    医師がその人の身長、年齢、労作などを参考にして、本人に一番適し、健康の維持ができるエネルギー量を決めます。肥満の人は標準体重になるように、また、やせている人は標準体重に近づくような栄養量とします。

  • タンパク質、脂質、糖質のバランスの良い摂取
  • ビタミン及びミネラルの適正な補給(特に食物繊維質の多摂取)

    食生活において、過食・偏食では正しい食事はとれません。3大栄養素といわれる、タンパク質・ミネラル・食物せんいなどの栄養素をいろいろな食品からバランス良く摂ることが大切です。 主食として米飯を中心に、魚・肉・卵・豆類を主菜として、十分な野菜・海藻類を副菜とし、乳製品・果物を食べるという、日本型の食事で、家族にとっても好ましい食事です。


  • 糖尿病は食べられない食品はありません。しかし、糖尿病に合併しやすい高脂血症や動脈硬化の予防のために、食品選択の上で次のような注意が必要です。

    • コレステロールの多い食品を控える
    • 動物性脂肪を控えて、植物性油を使用する。
    • 食物せんい質を多く摂るようにする。食物せんいには食後の血糖上昇を抑制する働きがあります。
血圧が高いといわれましたが。
血圧が高いと、心臓には普段より大きな負担がかかり、血管も血液の強い圧力で痛み、動脈硬化をおこしはじめます。このような状態が長い間続くと、脳卒中、心臓病などの合併症を引き起こす結果となります。ただし、血圧は測る時間や季節、体調などでも大きく変化してきます。従って、普段の自分の血圧値を知っていることは、健康管理の上からも大切です。
高血圧を防ぐ日常生活のポイントは?
以下のポイントに注意しましょう。

定期的な血圧測定を
早期発見、早期治療につながります。


太りすぎない
血圧を上げるほかに、糖尿病、心臓病などの発生を促進します。


適度な運動を毎日欠かさない
運動療法(最大酸素摂取量の50%に相当する軽い運動を10週間続ける)をした患者群は運動療法をしなかった患者群に比べ明らかに血圧が下がっています。運動をすると血圧を下げる働きを持つホルモンが分泌促進され、血圧を上げるホルモンは低下していきます。また、運動は、多くの原因が複雑に絡み合っているさまざまな原因の一つ一つに対応して、それらを矯正しながら総合的に血圧を下げていくようです。


心身のストレスや過労を避ける
血圧を高めるストレスを上手に解消しましょう。


規則正しい生活リズムを
食事、睡眠、排便など1日のリズムを大切に。


塩分摂取量を減らす
高血圧でない人でも1日10g以下に、血圧の高い人は1日7g以下にしましょう。
減塩するためにはまず今までの生活を振り返り、調理の歳の味付けが濃くなかったか、外食や市販の総菜物を多く摂っていなかったか、塩分を多く含む加工食品やインスタント食品を食べ過ぎていなかったかを検討してみましょう。
次に、調味料に含まれる塩分量と食品に含まれる塩分量が常用量でどのくらいあるか知っておきます。


バランスの取れた食事を
6つの基礎食品を摂りましょう。


動物性脂肪を摂りすぎない
摂りすぎはコレステロールを上昇させます。


新鮮な野菜を十分に摂る
ビタミンやカリウムが多く含まれています。


外食は避ける
外食は塩分が多く含まれ、栄養のバランスも不足しがちです。

私は男性ですが、更年期といわれました。
更年期は、本人のつらさが周囲に伝わりにくい病気です。症状も個人差があり、変化しやすいこともあって理解されにくいのです。女性ではよく更年期が語られますが、実は男性にも存在します。女性更年期と同様の身体症状(冷えのぼせなど)の他に、気分の落ち込みや集中力の低下、無関心といった精神面の症状が前面に出るのが男性更年期の特徴です。
更年期に起こりやすい症状
女性に多い症状 男性に多い症状
イライラする 気分が落ち込む
のぼせる 集中力がない
ほてる 無関心
汗がどっと出る 排尿障害がある
(前立腺疾患がある)
冷え・のぼせがある
手足がしびれる 勃起障害がある
肩こり、関節痛 被害妄想的になる
胃潰瘍といわれました。どんな事に気をつければよいですか?
潰瘍は胃や十二指腸にできたキズですが、医者の指示に従って治療すると治りやすい病気です。
ところが、いったん治癒しても再発しやすい病気ですので、病気の性質を良く理解して定期的に診療を受けることが大切です。
安静療法、食事療法、薬物療法につとめ、医師の指示に従って養生しましょう。
食事療法では、必要以上に気をつける必要はありませんが、できるだけ柔らかくて、うす味の食事を心がけましょう。
食べてよいもの 避けたいもの
  • 糖質性食品 おも湯、かゆ、くず湯 うどん、白パン、いも 果物、煮た野菜、野菜ジュース
  • 脂質性食品 バター、マーガリン、生クリーム 上質植物油
  • タンパク質 白身の魚、鶏のササミ 半熟卵、卵どうふ、豆腐 納豆、きな粉、湯葉 温かい牛乳、チーズ
赤身の肉、いか、貝 刺激の強い・かたい野菜 漬け物、香辛料 コーヒー、紅茶、炭酸飲料 甘い物、酢の物
ピロリ菌って何ですか?
ピロリ菌は胃の粘膜に生息しているらせんの形をした最近です。
ヘリコバクターの「ヘリコ」は、らせん形(ヘリコイドhelicoid)から命名されており、ヘリコプターの「ヘリコ」と意味は同じです。
一方の端に鞭毛と呼ばれている毛が4~8本付いていて、活発に運動することができます。
胃には強い酸(胃酸)があるため、昔から細菌はいないと考えられていました。
1983年にオーストラリアのワレンとマーシャルという医師が胃からの分離培養に成功し、ピロリ菌が胃の中に生息してい
ピロリ菌の感染を予防する方法はありますか?
ピロリ菌感染を予防する方法は、よくわかっていません。
日本で行われた調査によると、若い人のピロリ菌感染は比較的少ないのですが、40歳以上では約80%の人がピロリ菌に感染しています。(これは、子どもの頃の衛生環境が感染に影響したとされていますので、今後は減る傾向にあると考えられます。
衛生環境が整った現代では、ピロリ菌の感染率は著しく低下しており、あまり神経質になる必要はないでしょう。
ピロリ菌はどんな病気を起こすのですか?
ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こすことが確認されていますが、ほとんどの人は症状を自覚しません。
胃・十二指腸潰瘍の患者さんは、ピロリ菌に感染していることが多く、潰瘍の発生、さらに再発や直りにくさに、ピロリ菌が関係していることがわかっています。
ピロリ菌に感染している人は、みんな除菌したほうがいいのですか?
ピロリ菌に感染しているすべての人が除菌療法を受けなければならにわけではありません。 日本人のピロリ菌感染者の数は約6,000万人といわれていますが、ピロリ菌が原因で胃潰瘍や十二指腸潰瘍になっている人はそのうちごくわずかです。
ほとんどのピロリ菌感染者は、症状もなく、健康に暮らしています。
除菌療法の対象となる人は、胃潰瘍または十二指腸潰瘍の患者さんでピロリ菌に感染している人です。
もしも、あなたが胃潰瘍や十二指腸潰瘍であっても、除菌療法が必要かどうかは主治医とよく相談し
ピロリ菌の除菌療法とはどのようなことをするのですか?
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんに対して検査を行い、ピロリ菌がいることを確かめてから治療を行います(除菌療法を受けるかどうかは主治医とよく相談してください)。 ピロリ菌の除菌療法とは、2種類の抗生物質と、胃酸の分泌を抑える薬の合計3剤を同時に1日2回、7日間服用する治療法です。 すべての治療が修了した後、4週間以上経過してから、ピロリ菌が除菌できたかどうかもう一度検査する必要があります。
過敏性腸症候群といわれました。どんな病気ですか?
腹痛、下痢、便秘が主な症状。

朝の通勤ラッシュ時に駅のトイレで長い列ができている光景を見たことがありますか?腹痛を伴う突然の下痢、これも典型的な症状の一つです。


とても身近な病気です

欧米では、人口の15~20%に過敏性腸症候群の症状が認められ、男性よりやや女性に多いという報告があります。


直接の原因は腸の運動機能異常

精神的なストレスなどさまざまなものが引き金となって、腸の異常をきたし発症します。


男性は20~30代と60代以降が、女性は10代と40台がピーク

男性は就職、昇進、定年などによるストレスが重なる時期に、女性はホルモンバランスが不安定な思春期と更年期に多く見られます。


まず生命に別状はありませんが

重症になると、突然の腹痛、下痢が心配で外出できない、安心して仕事ができない、など社会生活に支障をきたすようになります。しかし正しい治療を受ければ、腹痛、下痢、便秘などの不快な症状は改善します。

脳卒中を防ぐにはどうしたらよいですか?
脳卒中のうち頻度の高い脳出血と脳血栓の主な原因は、①高血圧などの血管に対する力学的因子、②動脈硬化(アテローム硬化)などの血管内病変、③血液の性状変化、が考えられ、これらの予防が脳卒中をふせぐ手段といえます。
多くの疫学調査から脳卒中の危険因子として取り上げられてるのは、高血圧、多量の食塩摂取、高脂血症、肥満、糖尿病、ストレスや飲酒、喫煙習慣などです。まず外国人から「食塩中毒」とまでいわれる私たちの食生活をまず改めなくてはなりません。しかし、高塩分食や高脂肪食のみで卒中発作が必ずしも起きるわけで