喫煙者が吐き出す白い煙。そして、点火した部分から立ち上がる青い煙。
タバコを吸わない人たちは、この両方を知らず知らずのうちに、間接的に吸うことにより身体に害が及んでいます。
また、タバコは、衣服や髪、家具、カーテンなどにニオイを付けたり、火事の心配をしたり、後始末をしたりと吸わない人には思わぬ迷惑をかけていることがあるようです。
タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれ、そのうちの200種類以上は有害物質です。
中でもタール、ニコチン、一酸化炭素はタバコの3大有害物質と呼ばれています。
タールには発ガン物質や発ガン促進物質、毒性物質が含まれ、一酸化炭素には動脈硬化を促進させる作用があるといわれています。

たとえば、子どもが喘息になる割合でいえば、家族にタバコを吸う人がいない場合では100人中1.7人。
それが、母親が喫煙者の場合だと4.9人。吸わない場合の約3倍という多さです。
また、タバコを吸わない人を1とした場合の喫煙者の死亡率は以下のとおりです。

あなたの肺にもタバコの影響は忍び寄っています。
![]() ![]() |
|
目覚めがさわやか。せきやたんが止まる。口の中がさっぱりし、味覚や嗅覚がもどる。
食べ物がおいしい。
人に不快感を与えていないので安心。
つまり、自分自身が気持ちよくなります。
カーテンや衣服、クルマなどにニオイがつかなくなり、家具や畳、カーペットなどを焦がしたり、火事の心配もなくなります。
また、灰皿などの清掃の手間も省けるようになります。
肺ガンや心臓病などで死亡する確率が、禁煙すると年々下がっていきます。
また、タバコを吸わない人が、間接的にすっている煙による健康への悪影響もなくなる傾向が見られます。

1日2箱で1年間タバコを吸うと、約18万円。
これが、年利1%の複利計算で5年間になると、約92万円。
つまり、家族4人で海外旅行に行ける金額が、禁煙すると貯まる計算になります。

長い間、タバコを吸っている人は、多くの場合、身体的にも心理的にもニコチン依存になっているといわれています。
どれくらい身体的にニコチン依存になっているかを簡単に判定できるのがこれらのテストです。ファガストローム依存度評価は別ウィンドウで。こちらは8つの質問にチェックするだけの簡単な評価です。
簡易ニコチン依存度テスト

禁煙時に出てくるニコチン欠乏時の離脱症状(いわゆる禁断症状)を、ニコチン貼付薬などで補給してあげることで軽減していく方法です。ただし、これだけでタバコをやめられる「魔法の薬」ではありません。これらの薬を使っている間に今までの喫煙習慣に代わる生活習慣を身につけ、禁煙を確実なものにすることが大切です。

禁煙すると、人によって程度はさまざまですが、いろいろな離脱症状が出てきます。このピークは通常、禁煙開始から2〜3日です。そのあと徐々に消失していきます。これらの症状の多くは、ニコチン浸けになった体の中から、ニコチンが抜け出しているために見られるものです。この時期をうまく乗り越えることこそ大切です。


タバコを吸いたい!という気持ちをコントロールすることは大切です。環境の改善、行動パターンの変更、代償行動などでうまくコントロールしていきましょう。

せっかく成功しつつある禁煙。でもちょっとしたきっかけで禁煙を再開することがあります。
今までに禁煙したことのある人は、再びタバコを吸い始めたきっかけを思い出し、その対策を考えてみましょう。
せっかく努力してきた禁煙。継続のコツを身につけて。

もし、あなたが禁煙中にタバコを吸ってしまっても、禁煙をあきらめてはいけません。
2〜3度の失敗は通常見られることで、失敗自体を問題にしてくじけたり、自己嫌悪に陥らないことが重要です。
大事なことは、失敗の経験から何を学ぶかということです。禁煙に成功した人の多くは、成功までに平均3〜4回の禁煙チャレンジを経験しています。